昨年の夏、祖父を含め、親族約30人ほどでバーベキューをしました。祖父は癌を患っており、余命は3ヶ月と宣告されていたので、もしかしたら会えるのは最後かもしれないと思い、親戚みんな集まりました。そしてそこで、集まった全員で家族写真を撮りました。考えてはいけないと思いつつ、この家族写真は祖父が亡くなった時に棺桶に入れる写真になるんだろうなぁと思いました。おそらく、私以外のみんなも思っていたと思います。
そして、その2ヶ月後、祖父が亡くなったと連絡をもらいました。お葬式に参列しましたが、やはりそこで、棺桶に、あの家族写真を入れることになりました。
とても悲しい家族写真でしたが、祖父を囲んで、みんな満面の笑みの写真でした。
今でもあの写真を見ると、もう祖父はこの世にはいないんだなぁと悲しくなりますが、生きていた頃の祖父をありありと思い出すことができます。祖父と写真を撮ることはなかなかありませんでしたが、最後に家族写真を撮ることが出来て良かったです。